これさえあれば安心な「重ね煮」

 

重ね煮を私に教えてくれたのは、船越康弘さん

その、船越康弘さんのお師匠さんが、小川法慶先生

 

船越さんは、「重ね煮に出会うことで私の人生を変えてくれた」と言います

 

私は、船越さんに教えてもらった重ね煮を多くの方に伝えています。

美味しさは、もちろんですが、「重ね煮さえ作っておけば安心して家に帰れる」と皆さんおっしゃいます。

 

重ね煮は、素材の持ち味を生かし、大地のエネルギーをまるごと食べることができる料理の仕方です。

 

 


 船越康弘さんの紹介

 

百姓屋敷わら & WaRa倶楽無、自然食料理人

1956年、岡山県生まれ。

 

20歳の時、食養を世界に広めた故桜沢如一氏の思想に出会い、「食べ物を変えると人生が変わる」ことを実感。

 

その後、食養料理の大家、故小川法慶氏に師事。

 

1986年、岡山県の吉備高原の山奥で、自然食の宿「百姓屋敷わら」を開業。妻の船越かおりと一緒に、「おいしく・楽しく・ありがたく」をモットーに、自然食を、単なる健康志向の食ではなく、「幸せと感謝の生き方」にまで進化発展させる。

 

2000年、まずは自分から自分を楽しませることを実現させるため、ニュージーランドに移住。

食をゆったり楽しんでもらう宿「オーベルジュWARA NZ」を開業し、成功させる。

 

2006年、日本に拠点を戻し、2010年、「食料の自給」「医療の自給」「エネルギーの自給」を3本の柱に、環境に負荷をかけず、環境と調和し、快適に過ごせる、ジャパニーズオーガニックライフの生活提案型の宿「WaRa倶楽無」を開業。

 

「心も体も癒される宿」として人気を集めている。全国で、食と幸せに関する講演、重ね煮を中心とした料理教室、などを行っている。

 

 


私(船越康弘)の人生を変えた重ね煮

 

 

 健康になりたい!なろう!と考える前に今こうして生きていること。


 この当たり前に感謝すること。


 その具体的なわかりやすい手段として「重ね煮」と言う料理法がある

 

 

 

重ね煮と出会って42年が経ちました。


私の人生の3分の2以上を重ね煮と共に歩んできたことになります。

 

今の私の充実した幸せの暮らしのベースには

いつも重ね煮がありました。

 

 

重ね煮の創始者小川法慶先生に出会い、

重ね煮に出会ったおかげで間違いなく

私の人生は導かれるように良い方向に進んでいきました。

 

小川先生は料理を通して人としてのあり方、

生き方を追及された方でした。

 

 

また、小川先生との出会いによって、

私の料理に対する接し方、考え方が大きく変わりました。

 

 今まで私が学んだ料理の先生や料理の本には、

どのようにして作るかと言うハウツーが中心でした。

 

食用の世界では健康のために病気を治すための方法、

そして効果効能が強調されていました。

 

 

小川先生は、

 

病は善知識(お釈迦様の言葉)、

今を受け入れることの大切さ、

病気は悪ではなく病気を通して人は成長するのである

 

ということをよくおっしゃっていました。

 

 

健康になりたい、なろうと考える前に

今こうして生きていることこの当たり前に感謝すること。

 

その具体的なわかりやすい手段として

重ね煮と言う料理法があるのだと教えてくださいました。

 

 

まず自然の恵みに「ありがとう」

 

 

小川先生は料理を教えてくださる時に

具体的な方法はほとんど教えてくださらず、

常に人としてのあり方を示し続けてくださいました。

 

 私たちは自然から私たちが生きるに必要なものは全て既に頂いています。

 

その多くが命そのものです。

 

お米や野菜、お魚や肉などそれらの命をいただき私たちの命が存在しています。

 

 

命あるものから命をいただき

私たちは生かされて生きています。

 

 

料理とは天地自然の天理を量りて人の命をと自然をつなぐもの。

食は生命なり命は食にある

が先生の口癖でした。

 

 

だから、まず自然の恵みに「ありがとう」

 

一生に一度しか出会えない食材の命に、

  • 失礼のない様に出会い

  • 失礼のない様に料理し

  • 失礼のない様に食べさせていただく

  • そして、失礼のないように生きる

まさに自然と人の命の一期一会なのです。

 

 

自然によって生かされ生きる命を実感すると、

安心して自由な人生が送れる。

 

 

同様に、マクロビオティックの創始者、

桜沢先生が人は何のために生きるのか次の様におっしゃっています。

 

 

人はやりたいことやってやってやり抜いて

堪能するほどやり抜き、

自由に楽しい人生を送り

そして周りの縁ある人々を幸せにする

 

 

食の事を生涯を通して伝えた桜沢先生のこの言葉の中に


何をどう食べるかという方法論はなく

人としてどう生きるのか、

人としてのあり方を

私たちに問いかけているのではないでしょうか。

 

 

小川先生から私に渡された料理の教科書は

道元禅師の書かれた典座教訓という本でした。

 

典座というのは禅寺での料理番のことで

禅寺最終段階としての修行の場が「料理を作る」ということです。

 

その指南書が典座教訓なのです。

 

 

小川先生の所で内弟子として寝食を共にさせていただいたことで、
事実や料理法としての重ね煮ではなく生きる軸そのもの。

 

まさに

「食べ物変えると運命が変わる」

「人生イメージ通り」

 

ということを確信として受け取らせていただきました。

 

 

20歳と言う若い時に小川先生と重ね煮に出会ったおかげで
その後の私の人生は奇跡の連続と呼べる本当に素晴らしいものになりました。

 

 

 


小川法慶先生の教え

小川法慶先生

 

1910年(明治43年)~1994年(平成6年)

長崎県諫早出身

昭和13年 田結郵便局初代局長

 

桜沢如一氏の食養論に出会って、どんな宗教や哲学よりも素晴らしいと大感激

 

戦後、食料難で飢え死にする人がたくさん出た時、

食養は、米や味噌、野菜があって成り立つもの。

 

今の何もない時には何の役にも立たない。

食養の人たちはただ桜沢氏の考えを鵜呑みにして言っているだけ。

百姓もしない人間に(小川氏は百姓をしていた)根の形成のことなどわからん。

 

そう思って食養の世界から離れる。

 

 

 

 

 

目の前にはえている雑草が何とか食べれないかと試行錯誤。

 

いろいろ悩んでいる時に「重ねろ」の声。

 

花からだんだん重ねていって最後塩を振ることでえぐい草が食べられた。

 

昭和46年に「重ね煮」を考案

 

 

 

重ね煮は、日本の祈り、伊勢神宮にも通じる。

 

神道の米と水と塩、そして 火

 

米:身体の素

 水:生命の素

 塩:血汐の素

 火:活動の素

 榊:大自然と草木の調和

 

神道は、経典や戒律がない。自然が教祖。

 

 

伊勢神宮では自給自足。

循環できないものは作らない。

 

外宮:體(それをつくるのは、米)

      命の根が、イネ

内宮:心(それを写すのは鏡)

 

神まつりは、身まつり

 

 

西洋は、働くことは、罰や貧しい人がすること

日本は、働くことは神聖食べることは、

人間の命と自然界の命をつなげる

 

 

食べ物の中に神様を意識して感謝して食べる。

 

 

料理は、命の希望をつくる。

今の行動が未来をつくる。

未来を信頼するから、出汁を取り米を研ぐ。

明日の命は、希望に

今の当たり前の生活に感謝

 

 

料理とは、

天地自然の天理を量りて

人の命をと自然をつなぐもの

食は命なり 命は食にあり

 

 

まずは、自然の恵みに感謝して

失礼のないように出会い

失礼のないように料理し

失礼のないように食べさせていただく

そして、失礼のないように生きる

 

まさに自然と人の命の一期一会

 

 

病は、善知識(お釈迦様の言葉)

今を受け入れることの大切さ

病は悪でなく、病気を通して人は成長する

 

 

健康になりたい、なろうとする前に

今こうして生きていること

当たり前に感謝すること

 

その具体的なわかりやすい方法が重ね煮

 

 

健康な人は、

自分が悪いという反省が深く、

すまない、もったいない、

ありがたいという心が強く

 

感謝と喜びが自然に湧き出て、

親しみあい、助け合い、

皆の住みよい世の中をつくりたいと願っています。

 

人は、自分が悪いと思った時、進化・成長する。

 

人が悪い、他が悪いと言っている限り幸せになれない。

 

重ね煮は、

神、自然、水といった

畏れ多い存在を感じながら

心の在り方と共に

生活方法の一つとして伝えられた

陰陽調和の家庭和合料理

 

健康と幸福の道しるべ

 

 

食物に愛情を注ぎこむほど

確実に直接家族に愛情を注ぐ方法は他にない。

 

自炊塾「ゆいの家」  髙石知江 

 

〒370-0084 群馬県高崎市菊地町184-3  

 

TEL:080-2028-2999

 

yui@tulip.ocn.ne.jp

 

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